「今、このモヤモヤをなんとかしたい!」という時ってありますよね。
そんな時におすすめの簡易セルフコーチングツール「おはなし聞かせてコーチング」をゲームプログラミングで作りました!
コーチからの質問やあいづちの音声を聴いて、自分のペースで返事をして次へ進んで、コーチングの基本的な流れの対話を疑似体験できます。
1.「セルフコーチングゲームを試してみる」ボタンをクリック。リンク先のScratch Webサイトが開きます。
2.Scratchという子供むけプログラミングWebサイトの「お話聞かせてコーチング」のページが表示されます。
3.緑色のフラッグ(旗)を押するとスタートします(音声が流れます)
4.おサルさんのキャラクターが質問やあいづちを投げかけます(声はコーチNAOKOの声です)。
質問に対してご自由に答えてから回答バーのチェックマーク ☑ を押すと次へ進んでいきます。
(文章を入力する必要はありません。質問への返事は、声に出して言ったり、紙にメモしたりすると考えが進んでおすすめです。)
5.途中で止める場合は、左上の赤い丸●ボタンを押すと止まります。
ご注意:ご使用時に音声が出ます。
キャラクターの声はコーチNAOKOの声です。
Scratchという子供むけプログラミングのウェブサイトを使用しています(アプリのインストール等は不要です)。
スマートフォンでもご使用できますが画面が表示されるまで多少時間がかかるかもしれません。
パソコンまたはタブレットでご利用いただくとスムーズに使えます。
この「お話聞かせてコーチング」の流れはGROWモデルを使用しています。
GROWモデルでは、Goal 目標 → Reality 現状 → Option 選択肢 → Will 決意の順に考えることを促しますので、どうすればいいか判断しなくてはならない時、直面している状況に対していつものパターンを打破したい時などにおすすめです。
脳には「耳で質問を聴くとその質問の答えを考え始める」特性と、「自分が声に出して答えた言葉を耳で聴くことが更に脳を活性化する」という特性があります。話相手がいない時にもその脳の特性を利用できるといいなと考えて、私はこれまで携帯電話のボイスレコーダー使って、セルフコーチングのツールとしてきました。
その方法は、基本的なコーチングの流れの言葉(質問、あいづち)を録音しておき、録音した質問を再生して耳で聴いて、一時停止して質問に口頭で答えて、また再生して次の質問を聴く・・・というものです。
これは単純な方法ですが、「耳で聴いて、口に出して答える」というやり方で一人で話していると、誰かと会話をしている時のような感覚で話すことができ、無言で考えている場合と比べて短時間で考えがまとまってなんとなく頭がすっきりするのです。
独り語りのセルフコーチングができるこの方法を、Scratchというゲームプログラミングを使ってシンプルなセルフコーチングの為のツールを作りました。
シンプルですが、考えを進めたり、ちょっとしたストレス解消にも使ってみてください。
たとえば、ストレスでイライラしているとき、体調不良で布団で寝ていても考え事をして眠れないとき、なんとなくやる気が起きないでダラダラしているときなどに使って効果を実感してきました。
特に、まだ子供が小さかった頃、私は怒りでブチぎれそうになると、しばし一人部屋にこもってセルフコーチングの録音音声に対して一人語りの疑似対話をすることですごく気が落ち着いて、大変重宝しました。
みなさんは子供のころ、ぬいぐるみに話かけたりしていませんでしたか?
ぬいぐるみと話す時には、人間と話す時には話せないような事(秘密やくだらないことなど)を気兼ねなく好きなだけ話せたりする面があると思います。
私はぬいぐるみが好きなのと同じ感覚でロボットが大好きで、ロボットの展示や体験会などがあるとワクワクして見に行きます。昨今は人工知能AIの深層学習を使用した対話アプリなども色々と出ていますし、コミュニケーション系のロボットも大変かわいくて楽しいものが増えてきて今後のテクノロジーが生むコミュニケーションの展開に興味津々です。
そうしたロボットを実際に見たり触ったりしていると、誰かと話す前にぬいぐるみやロボットのような「モノ」と話をして頭や気持ちを整理しておくことで、これまで話が通じにくかった相手とも対話がしやすくなって実際の人との会話がより楽しくなるという可能性がありそうだと感じます。
プロの技術者が開発した高度な対話ツールができつつあるこの時代に、私の作ったこの「お話きかせてコーチング」ゲームはとても簡単なつくりです。ですが、明らかに単純な作りだからこそテクノロジーへの余計な期待感を持たず、使用者は単純に自分なりに活用できます。わかりきっているものを使う安心感、裏切られない安心感ってありますよね。
まずはこんなツールを使ってセルフコーチングの方法を身に付けてみるのはいかがでしょうか。
「自分で質問を声に出して言って、それについて声に出して考える」ということでも変化があります。
どうぞお気軽にお試しくださいませ。
そして、コーチとの対話セッションにもご興味をお持ちになりましたら、ぜひ傾聴・コーチングセッションもお試しください。